九州大学第二内科
1998 年 87 巻 1 号 p. 58-62
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脳血管障害による突然死の多くは,脳出血とクモ膜下出血に起因する.最近では高血圧治療の普及により,脳出血は減少・軽症化し脳血管障害による突然死も減った.突然死に至る病態生理学的機序としては,出血そのものによる直接的な脳幹部の損傷と,脳室内穿破や脳ヘルニアなどの二次的病変による間接的な脳幹部の障害による場合がある.また,脳血管障害発症後に起きた致死的不整脈や呼吸異常も突然死の原因となる.
日本内科学会会誌
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