87 巻 (1998) 11 号 p. 2191-2196
レジオネラ症の確定診断には特殊検査を必要とする. 1990年時点のWHOの基準ではLegionella属菌がBCYE培地で培養されるか血清抗体価が陽性であることを必要とする.この他に補助診断として直接蛍光抗体法による検体中の本菌の確認, EIAによる尿中菌体抗原の検出があげられ,遺伝子診断(DNAテクノロジー, PCR法)はその真真価を検討中であった.しかるに,現在ではPCR法の感度,特異度がともに優れていることとその迅速性が臨床医の要求に極めて合致し,本症診断の中心的役割を果たすほどになっている.