日本内科学会雑誌
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1.プロスタグランジンの役割
佐野 統
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1998 年 87 巻 12 号 p. 2438-2445

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抄録

プロスタグランジン(PG)はアラキドン酸からシクロオキシゲナーゼ(COX)の働きにより合成される生理活性物質である.最近, COXのアイソザイム(COX-2)の発見やPG受容体の構造が解明され,膠原病の病態とPGsの役割が明らかになった.ループス腎炎とトロンボキサンA2,慢性関節リウマチの骨・軟骨破壊とCOX-2発現を介するPGE2産生などが重要な因子であり,その発現抑制による治療の有用性が報告されている.本稿では筆者らの成績を中心にPGと膠原病の最近の話題について概説する.

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