大分医科大学第二内科
1998 年 87 巻 5 号 p. 881-885
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近年, Helicobacter pyloriの除菌治療に用いられるクラリスロマイシンとメトロニダゾールに対する耐性菌が増加しており世界的にも問題となっている.また除菌後に逆流性食道炎などの上部消化管病変が増えることが最近報告されている.そして除菌後に固有胃腺の萎縮が治るか否かという問題は,形態と機能の両面から重要である.これらの除菌後の問題点を明らかにしていくことは,除菌治療をさらに進歩させるとともに,除菌の適応を考えるうえでも大切である.
日本内科学会会誌
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