新千里病院内科
1998 年 87 巻 5 号 p. 928-930
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症例は67歳女性.突然の喀血とともに呼吸困難を訴え,胸部X線上両側肺野にびまん性陰影を認めるようになり,急激な経過で呼吸不全に陥った.また左拇指先端部に壊死が出現し,皮膚組織診より結節性多発動脈炎(PN)の確診が得られた.人工呼吸管理下にステロイド,サイクロフォスファミドの投与により劇的に呼吸状態の改善が得られ,救命しえた.肺胞出血が原因と考えられる呼吸不全を来たした興味あるPNの症例を経験したので報告する.
日本内科学会会誌
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