浜松医科大学第一内科
1998 年 87 巻 7 号 p. 1241-1246
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腎不全とは糸球体濾過値が50%以下に低下したことにより,高窒素血症,水・電解質代謝異常,アシドーシスなどが出現した状態である.糸球体濾過値が正常の30%近くになると高血圧,貧血,アシドーシス,低Ca血症などが出現し, 10%近くになると尿毒症症状が出現する.慢性腎不全の重症度は糸球体濾過値に強く相根関するが,急性腎不全では,糸球体濾過値のほか,原因疾患,乏尿の有無と乏尿期間,他臓器の障害の有無なども重症度に関連する.
日本内科学会会誌
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