日本内科学会雑誌
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3.在宅血液透析
斎藤 明
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1998 年 87 巻 7 号 p. 1323-1328

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抄録

これまで本邦における在宅透析は主に1施設のみで実施されてきた.希望者は完全社会復帰を願う人,離島・僻地に居住する人に限られていた.介助者とともに4週間の訓練を受け,病院より貸与された透析機を用いて治療をした.介助者は全て家族であった.米国ワシントン州では,家族以外の介助者を養成し,高齢者の在宅血液透析をも可能にしている.介助者には介助料が支払われている.患者への支援システムと共に1人でも簡便に,安全に使える透析機の開発が望まれる.

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