日本内科学会雑誌
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V.末期腎不全の対策と将来
中山 昌明川口 良人
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キーワード: 合併症, 現況と将来
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1998 年 87 巻 7 号 p. 1329-1334

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抄録

Continuous ambulatory peritoneal dialysis (CAPD)療法は,我が国においては1980年より開始された在宅透析療法の一つである.基本的に連続的な浄化療法であり,血液透析とは異なる利点を有していることから患者数は漸増し,現在では,末期腎不全療法に対するCAPD療法の地位は確立されたと言える.しかしながら,患者数の増大と治療期間の長期化に伴い,現在,様々な問題点が新たにクローズアップされつつある.本稿では,末期腎不全対策におけるCAPDの位地づけと将来について我々の考えを述べる.

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