神戸大学第三内科
1998 年 87 巻 7 号 p. 1372-1373
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症例は78歳女性.長期にわたりsaccharated ferric oxideの静脈内投与を受け,下肢の骨痛が出現した. ALP・フェリチン高値,低P血症,尿細管P再吸収率の低下,骨密度の低下および骨シンチでの両足首・腰椎・肘関節に強い集積も伴っていた.鉄剤投与前の生化学データがほぼ正常であり,鉄剤による骨軟化症と診断した.経過観察にて血中P・腰椎骨密度は急速に改善し, ALP・フェリチンは緩徐に低下した.
日本内科学会会誌
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