福島県立医科大学第二内科
1999 年 88 巻 10 号 p. 1890-1895
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混合性結合組織病(MCTD)は全身性エリテマトーデス,全身性強皮症,多発性筋炎の症状が混在する重複症候群の一病型で,血清中に抗U1-RNP抗体陽性が診断に必須である.本疾患の基本的治療薬は副腎皮質ステロイド薬と血管拡張薬で,比較的生命予後の良好な疾患であるが,膠原病の中で最も肺高血圧症を合併しやすい疾患であるので,肺高血圧症に対しては十分注意し経過を追う必要がある.
日本内科学会会誌
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