信州大学第二内科
1999 年 88 巻 12 号 p. 2355-2360
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急性肝不全の成因は様々で内科的治療のみの成績は満足できる結果ではない.急性肝不全に対し病態,成因を考慮し,全身管理・合併症対策を行い,内科的特殊療法を施すことが第一であるが,近年肝移植による治療成績の改善が認められており,肝移植の検討も同時に行う必要がある。しかし,内科的治療により救命し得る症例もあり,肝移植までの橋渡しを行うといった面でも,その重要性は何ら変わるものではない.本稿では急性肝不全の治療の現状と問題点を中心に述べる.
日本内科学会会誌
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