日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
3.高血圧と脈管作動物質
平田 恭信
著者情報
ジャーナル フリー

1999 年 88 巻 2 号 p. 217-222

詳細
抄録

血圧は多くの血管収縮・昇圧因子と血管拡張・降圧因子のバランスにより調節され,これらの因子は本態性高血圧症の成因に密接に関与すると考えられてきた.なかでもカテコールアミンとアンジオテンシンは一次的に活性が亢進して病態を形成している可能性がある.病勢の進行と共に変化するものむとして一酸化窒素ヤエンドセリンがあり,一方,ナトリウム利尿ペプチドなどは増加して病態に代償的に作用していると考えられる.

著者関連情報
© (社)日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top