日本内科学会雑誌
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2.巨赤芽球性貧血
二宮 治彦
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1999 年 88 巻 6 号 p. 980-985

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抄録

巨赤芽球はビタミンB12あるいは葉酸の欠乏により造血細胞のDNA合成が障害され発症する.ビタミンB12欠乏性巨赤芽球性貧血には悪性貧血と胃切除(おもに全摘)後に発症するものが多い.診断にはビタミンB12や葉酸の欠乏を明らかにするとともに,欠乏の成因を明らかにすることが重要である.終生の維持療法が必要となることも多く,合併症に注意した臨床観察が求められる.

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