佐賀医科大学消化器内科
2000 年 89 巻 1 号 p. 9-13
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本邦での胃・食道逆流症の頻度を内視鏡所見と臨床症状から検討した.内視鏡所見のある胃・食道逆流症の頻度は従来は5%前後と言われていたが,今回の調査では15%前後であった.胸やけは当疾患の最も頻度の高い臨床症状であり,対象者全体の約30%,内視鏡所見のある者の約半分が有していた.本邦の当疾患は高齢者の腰椎後彎症との合併が多いのが特徴である.今後はそれとは別に生活様式の西洋化に伴う胃・食道逆流症の増加する可能性がある.
日本内科学会会誌
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