日本内科学会雑誌
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VI.人工関節などのインプラント
松下 和彦青木 治人嶋田 甚五郎
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2000 年 89 巻 11 号 p. 2273-2278

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抄録

人工関節術後感染の治療おいては,感染を早期に診断することが重要で,その為には患者教育も必要となる.保存療法で改善しない場合は,躊躇せず病巣掻爬を行い,術中,インプラントの固定性に弛みを認める場合は抜去が必要となる.抜去した場合は,再置換術を行うか否か,行うとすれば一期的か二期的かを判断する.術後感染への対応は抗菌薬療法のみでは限界があり,術前,術中,術後を通しての感染予防対策が重要である.

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