東京医科大学腎臓科
2000 年 89 巻 11 号 p. 2304-2308
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慢牲腎不全・透析患者では,感染防御に対する解剖学的・生理学的機構の障害や好中球,単球・マクロファージをはじめTリンパ球, Bリンパ球の異常を認め,免疫不全の状態にあり易感染性宿主となっている.一般細菌感染症では下気道や尿路および透析用血管内留置カテーテルの感染が多い.また肝炎ウイルス感染や結核症の罹患率は一般人に比べて著しく高いことが注目される.腹膜透析患者の腹膜炎では,明らかな感染源なしの自然発症細菌性腹膜炎の頻度が高い.
日本内科学会会誌
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