九州大学病態修復内科学
2000 年 89 巻 12 号 p. 2425-2434
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消化器症状を訴える患者に対しても,腹部だけではなく全身の系統的な診察を行うことが大切である.まず視診にて全体像を把握し局所所見へと移る.他臓器の疾患による病変が腹部におよぶことも多く,腹部の診察で得られた所見から他系統の疾患の診断が得られることも少なくない.腹部の診察にあたっては視診と触診だけではなく打診・聴診もともに重要であり,すべての感覚を活用する.触診を行う際は軽い触診より始める.
日本内科学会会誌
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