足利赤十字病院内科
2000 年 89 巻 12 号 p. 2522-2524
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症例は22歳,女性.突然の上腹部痛,背部痛を主訴に来院した.受診時の検査所見にて炎症反応とアミラーゼの高値を呈し,腹部単純X線にて膵に一致した多数の石灰化,腹部CTでは腫瘤様膵腫大・主膵管不整を認めた.慢性膵炎の急性増悪と考えられた.内視鏡的逆行性膵胆管造影検査,腹部血管造影検査を施行し,腫瘤形成性慢性膵炎と診断した.本症例の慢性膵炎の原因として家族歴より遺伝性膵炎が考えられた.
日本内科学会会誌
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