長崎大学第二内科
2000 年 89 巻 5 号 p. 855-861
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肺結核の診断には,喀痰などの臨床検体から結核菌の証明が必要であり,結核菌検査法には塗抹染色法,分離培養法ならびに遺伝子診断法が本邦では主に用いられている.塗抹染色法では簡便かつ迅速性が,分離培養法では感度の高さが,また遺伝子診断法ではその両者を兼ね備えることが特徴である.また,薬剤感受性検査も結核症においては重要な検査法であり,肺結核が疑われる症例ではそれぞれの検査法を良く理解した上で診断,治療にあたることが臨床家に求められる.
日本内科学会会誌
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