札幌医科大学第三内科
2000 年 89 巻 5 号 p. 862-867
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肺結核症の画像所見は,気道散布性の乾酪性肉芽腫病変が反映されたものであり,滲出期から増殖期,線維化期病変までそれぞれの形態像に応じた特徴的所見を示す.胸部単純像では,散布巣を伴う多発性の結節影,浸潤影,空洞陰影が上肺野優位に認められ, CTを用いることによりさらに確実な診断が可能である.実際の診療では,胸部単純像の所見から結核を疑うことが重要であり,常に排菌の可能性を念頭においた対応が必要である.
日本内科学会会誌
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