北野病院内科
北野病院神経内科
2000 年 89 巻 5 号 p. 983-985
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症例は63歳,男性.平成9年12月より徐々に食欲不振,筋力低下が出現し甲状腺機能低下を指摘され補充療法を受けたが改善せず,上肢帯筋萎縮及び筋力低下を著明に認め来院.入院後精神症状,低血糖,低Na血症が出現し, ACTH単独欠損症と診断した.副腎不全に筋萎縮をきたしステロイド補充により改善を認めたという報告は本症例以外にもあるがその機序は不明である.ステロイドにより筋組織の同化作用が認められたという点で非常に興味深いと考えられた.
日本内科学会会誌
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