岡山大学第三内科
2000 年 89 巻 7 号 p. 1317-1323
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
近年の糖尿病の増加に伴い,糖尿病性腎症により末期腎不全に至る患者数は増加の一途を辿っている.糖尿病性腎症の治療の基本は,血糖と血圧の厳格な管理と食事療法であり,食事療法の基本は蛋白質制限である.降圧薬としてはACE阻害薬が第一選択となるが,単独では効果が不十分な場合には他の降圧薬を併用する.糖尿病性腎症の経過は5つの病期に分類されるが,それぞれの病期に応じた治療法を適切に選択する必要がある.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら