熊本大学代謝内科
2000 年 89 巻 8 号 p. 1594-1597
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糖尿病患者が,発熱,嘔吐,下痢等を併発すると血糖コントロールが乱れやすく,特にシックデイと呼ぶ.シックデイには糖尿病性ケトアシドーシスや高浸透圧非ケトン性昏睡,重症低血糖発症の危険性が高く,注意を要する.特にインスリン治療中の患者では日頃からの患者教育が重要である.患者指導のポイントは(1)自己判断で治療を中止しない, (2)血糖自己測定の指導, (3)水分の十分な補充, (4)医師,病院との緊密な協力体制の確立である.
日本内科学会会誌
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