広島大学第三内科
国立呉病院内科
2000 年 89 巻 8 号 p. 1648-1650
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症例は77歳女性. 10年前より歩行障害が出現,次第に四肢の運動失調も明らかとなった.甲状腺機能低下症が存在し,頭部MRIでは高度の小脳虫部・半球の萎縮を認めた. levothyroxine sodiumの投与により運動失調に著明な改善を認め,本症例の運動失調に甲状腺機能低下症が関与していることが示唆された.頻度は少ないものの,運動失調は甲状腺機能低下症の重要な症候であると考えられた.
日本内科学会会誌
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