日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
6.劇症肝炎に対する肝移植-移植医の立場から
松波 英寿清水 保延
著者情報
ジャーナル フリー

2001 年 90 巻 1 号 p. 63-70

詳細
抄録

血漿交換等内科的治療法による劇症肝炎の救命率は,急性型42%,亜急性型15%であり,不良である.肝移植の成績は70%をこえる施設が多いため,劇症肝炎の診断がついた症例は積極的に肝移植を考慮すべきである.年齢45歳以上,亜急性型, PTlO%以下, TB18mg/dl以上, DB/TB比0.67以下のうち2項目を満たす症例が肝移植の適応となる.現在の本邦では生体部分肝移植が可能か否かを検討する必要がある.

著者関連情報
© (社)日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top