日本内科学会雑誌
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7.肝癌
横山 逸男中尾 昭公
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2001 年 90 巻 1 号 p. 71-77

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抄録

肝癌に対する肝移植は,肝移植の発展当初から積極的に行われた.しかし経験を重ねるうちに進行した肝癌の再発率は極めて高いことが明らかとなった.現在は肝癌の肝移植適応について多くの施設で見直しがされている状況である.したがって施設によって治療のプロトコールは異なり一定していない.また移植にともなう補助療法,集学的治療法の選択も様々である.これは治療の性格上コントロールドスタディがされにくいのが大きな理由であろう.また肝癌の生物学的特性の理解や免疫抑制剤の開発など,今後に残された課題も多く,さらなる症例の蓄積と詳細な分析を行うことによって解決する努力を続けなければならない.

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