日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
2.生体部分肝移植
貝原 聡上本 伸二木内 哲也江川 裕人田中 紘一
著者情報
キーワード: 生体部分肝移植, 成績
ジャーナル フリー

2001 年 90 巻 1 号 p. 9-14

詳細
抄録

約600例の生体部分肝移植自験例を検討し,現在の状況と今後の問題点についてまとめた.小児については比較的安定した結果が得られるようになったが,なお劇症肝不全の成績の改善が必要である.一方成人では右葉グラフトの採用により移植成績が向上し,それに伴って症例数の増加が著しい.ウイルス性肝硬変は,術後再発に関する対策が整いつつあり,今後症例数の増加が見込まれる.しかし依然血液型不適合移植の問題や,肝臓癌に対する移植の適応などの課題も残されており,各疾患における移植術のタイミングを含め,今後さらなる検討を要すると思われる.

著者関連情報
© (社)日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top