日本内科学会雑誌
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V.人工肝臓
永森 静志
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2001 年 90 巻 1 号 p. 91-103

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抄録

近年バイオ人工肝は肝不全患者に対する有力な治療法として注目されている.従来の方法との差異は患者の肝機能を患者以外の肝細胞の機能を使い回復を図る点にある.したがって利用する肝細胞(培養細胞)が十分機能するための装置(バイオリアクター)と患者をつなぐ能率の良い体外循環器を介して行う手段が必要である.ここではおもな肝細胞の種類,バイオリアクター,体外循環装置について述べ,内外での研究と臨床応用の現況を記す.

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