気胸を契機に発症したタコツボ型心筋症の1例

明石 嘉浩; 榊原 雅義; 佐々木 英輝; 三上 大志; 山内 正博; 橋本 信行; 信岡 祐彦; 中沢 潔; 三宅 良彦; 笹下 薫

doi:10.2169/naika.90.2301

明石嘉浩, 榊原雅義, 佐々木英輝, 三上大志, 山内正博, 橋本信行, 信岡祐彦, 中沢潔, 三宅良彦, 笹下薫

著者情報

明石嘉浩
聖マリアンナ医科大学循環器内科
榊原雅義
聖マリアンナ医科大学循環器内科
佐々木英輝
聖マリアンナ医科大学循環器内科
三上大志
聖マリアンナ医科大学循環器内科
山内正博
聖マリアンナ医科大学循環器内科
橋本信行
聖マリアンナ医科大学循環器内科
信岡祐彦
聖マリアンナ医科大学循環器内科
中沢潔
聖マリアンナ医科大学循環器内科
三宅良彦
聖マリアンナ医科大学循環器内科
笹下薫
聖マリアンナ医科大学放射線科

キーワード: タコツボ型心筋症, 気胸, ストレス

ジャーナルフリー

2001 年 90 巻 11 号 p. 2301-2304

DOI https://doi.org/10.2169/naika.90.2301

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抄録

症例は83歳,女性.胸痛と呼吸困難を主訴に受診し,胸部単純写真にて左側気胸を認めた.心電図上全胸部誘導にてST上昇を認めたため,急性心筋梗塞を疑い,心臓カテーテル検査を施行した.しかし冠動脈は正常であり,タコツボ型心筋症と診断した.本症例は気胸発症というストレスが血中カテコラミン動態に影響を及ぼし,タコツボ心筋症に至った極めて稀な症例と考えられ,報告した.

責任著者(Corresponding author)

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