日本内科学会雑誌
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7. Infection control doctor (ICD)とinfection control nurse (ICN)の役割
木村 哲
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2001 年 90 巻 12 号 p. 2392-2397

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抄録

日本では病院内感染症のサーベイランスや,その対策が遅れている.これを是正するため感染制御ドクター(ICD)および感染制御ナース(ICN)の認定制度が,それぞれ1999年および2000年に発足した.いずれもできたばかりであり,その質,量において更なる改善が望まれるが,両制度の発足により,日本の病院内感染症対策が飛躍的に進歩することが期待される. ICDやICNの力が十分に発揮される為には感染制御チームを組織し,リンクナースを置くなど施設としての取り組みも重要である.

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