日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
8.感染症の概念の新しい展開-germ theoryを超えて-
3)感染後にみられる自己免疫性末梢神経疾患
古賀 道明結城 伸泰
著者情報
ジャーナル フリー

90 巻 (2001) 12 号 p. 2413-2419

詳細
PDFをダウンロード (1472K) 発行機関連絡先
抄録

Guillain-Barré症候群は,各種感染が契機となって発症する自己免疫性末梢神経疾患である.先行感染の主要な病原体として,急性腸炎の起炎菌であるCampylobacter jejuniが同定されている.本菌菌体上には,ヒト末梢神経の構成成分であるガングリオシドと構造の類似するりポ多糖が存在することが証明されており,患者血中にはガングリオシドと反応する自己抗体が検出されることから, Guillain-Barré症候群の発症機序として分子相同性仮説が提唱されている.

著者関連情報
© (社)日本内科学会
前の記事 次の記事

オルトメトリクス
閲覧履歴
feedback
Top