日本内科学会雑誌
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2.胃リンパ腫の治療方針
重岡 靖伊藤 国明大津 智子
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2001 年 90 巻 6 号 p. 1003-1009

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抄録

胃原発悪性リンパ腫に対する治療法は,外科的治療,化学療法,放射線療法,除菌療法と多彩である.しかし本邦においては従来から胃全摘術が広く行われてきた. MALTリンパ腫のHericobacter pylori (H. pylori)除菌療法の有用性はほぼ確立しているが,今後更に長期的予後を含めて多数例での検討が必要である.また一般的に限局期中・高悪性度リンパ腫に対しては, CHOP 3コース+放射線療法が標準的治療とされているが,胃原発の場合も従来の外科的治療との比較に基づき非外科的治療法が検討されつつある.

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