日本内科学会雑誌
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急速な経過で死亡した劇症型溶連菌感染症の1剖検例
仁多 寅彦小野澤 祐輔林 洋川満 久恵天川 孝則河内 洋中村 恭一
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91 巻 (2002) 10 号 p. 3040-3041

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抄録

症例は65歳,女性.発熱,呼吸困難,右下肢痛にて入院となった.入院後,全身状態は急速に悪化し来院6時間後に死亡した.血液培養よりStreptococcus pyogenesが検出され劇症型A群連鎖球菌感染症(toxic shock-like syndrome: TSLS)と診断した.剖検にて,播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation: DIC)の所見を認め,溶連菌感染がDICの原因と推測された.本例の様なTSLSと考えられる症例では早期診断と治療が救命のためには重要と考えられた.

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