日本内科学会雑誌
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3回の自家末梢血幹細胞移植(peripheral blood stem cell transplantation; PBSCT)併用大量化学療法により完全寛解を得た再発卵巣胚細胞腫瘍の1例
林 千鶴子小室 泰司岡元 るみ子小林 健彦前田 義治佐々木 常雄西村 嘉裕比留間 潔
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2002 年 91 巻 12 号 p. 3500-3502

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抄録

17歳,女性.卵巣胎児性癌摘出術後,不正性器出血,下腹部腫瘤を主訴に来院.骨盤内局所再発,多発性肺転移と診断された. BEP療法を施行するも治療継続中に腫瘍マーカーの上昇を認めたためPBSCT併用大量化学療法を施行し,繰り返し行うことにより完全寛解を得た.胚細胞腫瘍は抗癌剤に高い感受性を示すが,治療抵抗性の場合でも大量化学療法を繰り返すことにより,充分な治療効果が望める可能性が示唆された症例であった.

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