筑波大学神経内科
2002 年 91 巻 5 号 p. 1595-1597
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症例は51歳,女性.主訴は繰り返す運動時の左上下肢のふるえ(limb shaking).入院時,神経学的に異常なく,頭部MRIで右大脳白質のラクナ梗塞,過換気時の脳SPECTで右の前頭・頭頂・側頭部および大脳基底核部の血流低下,脳血管造影で右内頸動脈閉塞像を認めた. limb shakingは基底核部の一過性脳虚血発作(TIA)に基づく不随意運動とされ,本例のように内頸動脈閉塞によるTIA症状である可能性に十分留意しなければならない.
日本内科学会会誌
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