東北大学加齢医学研究所呼吸器腫瘍研究分野
2003 年 92 巻 11 号 p. 2129-2135
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マクロライド薬は,内外の市中肺炎ガイドラインにおいてマイコプラズマ,クラミジアなどの非定型病原体に対する第一選択薬として高く評価されているが,呼吸器感染症の最も重要な起炎菌である肺炎球菌ではペニシリン並びにマクロライド薬耐性化が進んでいる.構造を大きく修飾したテリスロマイシンなどのケトライド薬は耐性肺炎球菌にも有効であり,安全性も高いと目されるが,新規の薬剤なので使用にあたっては十分に注意したい.
日本内科学会会誌
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