長崎大学熱研内科
2003 年 92 巻 11 号 p. 2141-2148
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テトラサイクリン薬は,グラム陽性球菌からグラム陰性桿菌までの種々の病原細菌から,マイコプラズマ,クラミジア,リケッチアなどの多種類の病原体に対するファースト・チョイスの化学療法治療薬である.長い臨床使用の歴史があり,多くの院外発症細菌感染症でのテトラサイクリン耐性菌が増加している一方で,院内弱毒菌感染症の起炎菌に対する抗菌力を有していることがある. β-ラクタム系無効の感染症治療で,今日なお有用性の高い抗菌薬の一つである.
日本内科学会会誌
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