日本内科学会雑誌
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大量免疫グロブリン療法が著効したstiff-person症候群の1例
寺田 達弘杉本 昌宏鈴木 洋司高橋 良知宮嶋 裕明菱田 明
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2003 年 92 巻 11 号 p. 2236-2237

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抄録

stiff-person syndromeは筋硬直と発作性有痛性筋痙攀を主症状とする神経疾患である.症例は54歳女性.腰背部痛で発症し四肢・体幹の筋硬直と発作性の有痛性筋痙攣を呈した.頭部,脊髄MRIは正常.表面筋電図で持続性筋放電を認め,ジアゼパム投与で消失した.抗GAD抗体は陰性であったが,大量免疫グロブリン療法(400mg/kg, 5日間)が著効した.

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