横浜市十字病院内科
2003 年 92 巻 12 号 p. 2415-2416
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症例は58歳,男性.咽頭炎発症後,左肩痛が出現し,全身倦怠感のため入院となった.左鎖骨周囲にガス壊疽を来し, CT検査で骨髄炎,肝膿瘍,敗血症性肺塞栓を認めた.血液培養よりFusobacterium necrophorumが検出され,抗生剤投与,皮膚切開を行い改善した.咽頭炎から内頸静脈の敗血症性血栓性静脈炎を来し,全身に転移性感染を呈する病態はLemierre症候群と呼ばれる.本症例はその特徴的な経過より同症候群と考えられた.
日本内科学会会誌
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