東京労災病院腎臓代謝内科
2003 年 92 巻 5 号 p. 714-719
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細胞,そして器官の健全な営みには,個体の内部環境としての細胞外液の浸透圧維持と,細胞,臓器を還流する循環の確保が不可欠である.種々のホルモンがその調節に預かるが,浸透圧調節系の要は抗利尿ホルモンである.しかしこのホルモンは容量調節系にも関わり,有効循環血漿量低下を示す種々の病態でも分泌され,水代謝異常をきたす.両調節系における抗利尿ホルモンの動きと水代謝異常につき述べる.
日本内科学会会誌
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