京都府立医科大学大学院医学研究科臨床分子病態学 京都府立医科大学附属病院血液内科
京都府立医科大学附属病院血液内科
2003 年 92 巻 6 号 p. 942-949
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染色体の転座や欠失は白血病の発症に関与し,再構成の切断点から数多くの腫瘍関連遺伝子が単離されている.それらは造血幹細胞の発生,分化,増殖あるいは細胞死に関与するものが多く,シグナル伝達の破綻が白血病化の原因と考えられる.遺伝子染色体異常は白血病の病型や予後と密接に関係し,治療法の選択に欠かせない.さらに,原因遺伝子の機能を阻害する分子標的薬の開発によって,白血病の治療法は根本的に変わる可能性がある.
日本内科学会会誌
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