熊本大学医学薬学研究部呼吸器病態学分野
2003 年 92 巻 7 号 p. 1212-1217
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
最近,分子生物学的手法を用いた過敏性肺炎の免疫病態,臨床真菌学,分子疫学の研究が進み新しい知見がもたらされている.過敏性肺炎の発症因子ではMHC class IIの相違から鳥飼病や夏型過敏性肺炎で疾患感受性の相違が明らかにされている.また,夏型過敏性肺炎の発症抗原であるトリコスポロンの分子生物学的真菌学の進歩,およびトリコスポロン・アサヒの新しい蛋白抗原の発見など,今後,過敏性肺炎の疫学および病態研究の進展が期待される.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら