日本内科学会雑誌
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4. ACS再発予防とその対策
相原 恒一郎代田 浩之
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2004 年 93 巻 2 号 p. 287-294

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抄録

急性冠症候群は,冠動脈内のプラークの破綻やびらんによる急性血栓性閉塞によって発症する.その発症リスクは冠疾患既往歴を持つ症例に高い.急性心筋梗塞の50%は冠疾患既往歴を有すると言われ,二次予防が重要である.その対策は,非薬物療法(食事療法,運動療法,禁煙や心臓カウンセリング)と薬物療法(抗血小板薬, β遮断薬, ACE阻害薬,スタチンなど)があり,難治性心室性不整脈は,植え込み型除細運器の適応となる.

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