日本内科学会雑誌
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4.新たな治療法
遺伝子治療とサイトカイン治療
高野 博之小室 一成
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キーワード: 急性心筋梗塞
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2004 年 93 巻 2 号 p. 321-326

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抄録

これまで心筋細胞は最終分化した細胞であるため生後は分裂増殖しないものと考えられていた.しかし最近になり,この概念はくつがえされた.ヒトの心筋梗塞後の心臓において分裂増殖している心筋細胞の存在が報告された.またマウスの心筋梗塞領域に骨髄幹細胞を移植した結果,心筋細胞や紐管内皮細胞,血管平滑筋細胞に分化し心筋を再生することが報告された.これらの研究結果は心筋再生に寄与するメカニズムが生体内に存在している可能性を示唆している.

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