徳島赤十字病院内科
徳島赤十字病院循環器科
2004 年 93 巻 2 号 p. 364-366
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症例は57歳,男性.下痢と血小板減少にて当科へ紹介入院.末梢血は好酸球増多があり, DICを合併していた.翌日,左腸骨静脈血栓症を認め抗凝固療法を施行したが,入院7日目には肺塞栓を併発した.メチルプレドニソロン(mPSL),トシル酸スプラタスト(suplatast)併用下にステロイドの漸減を行い,軽快退院した.好酸球増多に伴う深部血管の血栓症は比較的稀であるが重要な合併症と考えられた.
日本内科学会会誌
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