日本内科学会雑誌
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2.睡眠呼吸検査
大井 元晴谷口 充孝
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2004 年 93 巻 6 号 p. 1088-1094

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抄録

睡眠障害の検査の標準となる方法はポリソムノグラフィー(Polysomnography, PSG)と考えられている.脳波,眼電図,オトガイ筋電図が睡眠段階,覚醒(awaking),短期覚醒(arousal)判定の基本的部分となる.鼻腔内圧,胸部,腹部の呼吸運動,オキシメーターによる酸素飽和度の測定により,無呼吸,低呼吸などの呼吸異常を測定する. PSGの測定,評価には人手,時間がかかるために睡眠呼吸障害の評価のために, PSGの測定項目のうち呼吸・循環に関連した数項目を選択して行う簡易測定(partial channel PSG),オキシメーターのみの測定を行う場合がある.閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群の診断には簡易モニターをfirst lineとする考え方もある.これらの検査の解析については,現状では, PSGからオキシメーターに至るまで,睡眠段階の自動判定などを含め,最終的には睡眠呼吸障害の評価に経験のある人間の目で確認する必要がある.

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