日本内科学会雑誌
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1.肺循環障害
久保 惠嗣
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2004 年 93 巻 6 号 p. 1103-1108

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抄録

OSAS患者では睡眠中著明な肺高血圧(PH)がみられ,これは低酸素性肺血管収縮,呼吸性アシドーシス,交感神経の緊張で説明可能である.一方,昼間でも軽度のPHが20~40%の頻度で存在する.肺疾患,呼吸機能異常,肥満があるとより高頻度で高度である.このPHはPaO2や呼吸機能が正常でも存在し, AHIや睡眠中の低酸素血症の程度と関係なく存在する例もあり,間欠的低酸素血症に対する肺動脈リモデリング,低酸素や運動負荷に対する肺循環系の過剰反応などの機序も推定されている.

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