日本内科学会雑誌
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2.口腔装置
河野 正己
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2004 年 93 巻 6 号 p. 1133-1139

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抄録

口腔装置とは上気道を拡大する目的で口腔内に装着する器具のことで,その最初は1934年のPierre Robinの報告に遡る.その後は, 1980年代になって睡眠呼吸障害が注目されるようになると, NCPAPと並ぶ簡便な治療法として臨床の場に再登場した.本稿では,睡眠呼吸障害に応用する口腔装置の種類,作用機序,治療効果と限界を解説し,その単独治療とNCPAPと連携した併用治療の適応基準を検討する.

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