日本内科学会雑誌
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Small aorta syndromeと考えられたLeriche型腹部大動脈閉塞症の1例
来住 稔坂口 一彦田中 心和西脇 佳世堀松 高博竹田 章彦大西 裕小池 隆史藤澤 貴史前田 光雄植田 孝川畑 康成宮本 勝文楠本 長正
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2004 年 93 巻 6 号 p. 1186-1188

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抄録

症例は53歳,女性.間欠性跛行を主訴で来院.理学的所見で両側の大腿動脈以下の末梢動脈の拍動を触知せず,画像検査で両側腎動脈直下の腹部大動脈から両側内腸骨動脈までの完全閉塞を認めた.閉塞部動脈の病理像では,炎症所見は認めずコレステロール沈着を含む高度の動脈硬化所見を得た.本症例のごとく,比較的若年女性に生じる動脈硬化性Leriche型腹部大動脈閉塞症の報告は本邦では稀であり,欧米で報告されているsmall aorta syndromeの範疇にはいるものと思われたので文献的考察を含めて報告する.

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