日本内科学会雑誌
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2.非ケトン性高浸透圧性昏睡
板東 浩
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2004 年 93 巻 8 号 p. 1513-1518

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抄録

非ケトン性高浸透圧性昏睡(nonketotic hyperosmolar coma, NKHC)は,糖尿病性ケトアシドーシス(Diabetic Retoacidosis, DKA)に比して,高齢者や重篤例が多く,腹痛が少ないエビデンスが得られ,年齢と浸透圧の程度が転帰予測の因子となる. NKHCの合併症として横紋筋融解,腎不全,血栓症があり,最近の治療法として,輸液およびインスリン,カリウムの管理,予防としてsick dayの教育などが挙げられる.

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